魔法にかけられた

『バカばれちゃうから』

Tellor of DoLLs ‐手越祐也ソロ曲推論

お題「NEWS LIVE TOUR 2019 「WORLDISTA」 仮想空間体験ログ」

これから茶番劇を始めるので、先に真面目なやつを載せておきます。


ーみなさんこんにちは。
ネオエレクトロニックワンダーステイト社が主催する、WORLDISTAのツアーへようこそ。
ここ、WORLDISTAタワーにある貴重なコレクションはすべて、日本の権力者、シュウ・カン氏が集めたものです。

2019年1月1日未明、シュウ・カン氏はこの場所で記事を発表し、大阪府の幸せの溢れる土地「キョウセラ」で手に入れた、「ユウヤ」というそれはそれは美しい人形を公開しました。
そしてその月の終わり、彼は…行方不明となりました。

この写真に写っている人形が「ユウヤ」のイメージです。
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無人と化したコンサートホールから見つかったのですが、シュウ氏は謎の失踪を遂げました。



それではここで、その謎を握るシュウ・カン氏の最後の記事の一部をお聞きください。


「シュウさん、それはどこで手に入れたんですか?」
「私は莫大な金をかけ、命を危険にさらしてこいつを手に入れた。盲目なファンの皆様方は手放すのを嫌がったがね。」
「シュウさん、それは『魔法の人形』だと言われていますよね?」
「は、『魔法の人形』だと?バカバカしい。」




…ユウヤの魔法は本物だ、これ以上先に行ってはならん…




ーー

さあ、手を振って。
この世の自分に別れを告げてほしい。

ーー




3F 人形「ユウヤ」

そのむかし、「ユウヤ」という麗しき魔法のお人形がおりました。
ユウヤは歌が上手で、誰からも愛され、特定の持ち主を持たず、のびのびと過ごしていました。
そんなユウヤを愛するたくさんの人々も、ともにささやかながら幸せな時間を過ごしておりました。
ところがある年の雨降りが続く季節、日本の権力者シュウ・カン氏が、人々の手から強引にユウヤを奪い取ってしまったのです。


あくまで私の推論でしかありませんが、ログイン前に推察した
「人間が人形にされて怒っている曲」ではなく、「人形が人間になろうとしている曲」でおおむね合っていたと思っています。
と、いうか、ド直球に手越くんの本音なんだなあ、という印象を受けたのでこういうキッツイ例え話をしています。
しばしお付き合い願いたい。


13F 顔を汚す持ち主 の、望み


ユウヤの新しい持ち主は、ユウヤが自らの思い通りになることを望みました。
肌は陶器のように。唇は薔薇の色、瞳の下には装飾を。
品行方正で、言葉遣いは美しく、いつなんどきも仲間想いでなければならない。
そう、ユウヤは「I DOLL」なのだから、そうであって当然ーそうでない人形は、そう矯正しなければ。
顔を汚すことすら、愛ゆえなのです、それをわからなければならないのです、ユウヤー


「手越くんのためを思って言ってるんだからね」に対する私なりのアンチテーゼです。


1番サビ、息を吹き込まれた手越くんは、まだカクカクとした人形の面影を残す姿(振り付け)ながら、ついに踊りだす。
この曲の一番のメッセージ「俺は人形なんかじゃない」がここではじめてワードとして登場します。

そして、手越祐也の頬は黒く汚される。

ただここ私的に以下の2つの解釈で悩んでいて、
①他人の望む姿に背いたから頬を汚された
②美しい顔を自らの手で汚すという自傷行為

→演出上仕方がないことかもしれませんが、手越くん自らの手で頬を汚したのがちょっとだけ引っ掛かっています。
 綺麗なだけの人形でたまるか、という意思表示…とも思いましたが、後に顔の汚れを自ら拭っているのでそうではないと判断。

あの演出から誇大妄想してDoLLsに物語をつけるのだとしたら、ユウヤの元の持ち主は相当ユウヤを大事にしていたと思うんですよね、あの衣装といい何と言い。でも新しい持ち主はそうではなかった。

同時に「殴られても倒されても人形ではいられない」というのは、いくら世間に殴られても倒されても意思を失わなかった私たちへの肯定ととってもいいかなとも思っています。流され、情報に操られる世間を憂いた当時の自分の心情が「そんなん人の世じゃない」という歌詞に個人的にとてもリンクします。

手越くんにとっての「自分じゃない自分」

まあ世間が勝手に作ってるイメージとか、時々出てくる謎の目撃情報(誤報)とか、そのあたりのことなのかなあ、とは思っているんですが。

これは手越祐也さんに対する否定意見ともとられるからあまり話してはきませんでしたが、私は手越くん自身が、彼自身が作り上げた「虚像の手越祐也」に飲み込まれるのを危惧していました。
実際、手越くんは根が真面目で優しくて、繊細にものごとを読み取ってしまう人だということは少しでも手越くんを深く知ればすぐに分かることだと思います。

「チャラい」「適当」「不誠実」
という彼自身が作り出した虚像+知らずに付け加えられた虚像に、「手越祐也の中の人」が取り込まれて消えてしまうんじゃないかと、そんな無用かつエゴイズム満載の心配をしたりもしたわけです。
その虚像に取り込まれたとき、彼は消えてしまうんじゃないか、と。

そんな無用の心配だったかな、と今は思う。



5F 息を吹き込む2体

さてシュウ一家の人形部屋にはユウヤの他に2体の人形がおりました。
彼らは持ち主に従順に見えますが、実はそうでもないのです。

「息を吹き込んでゆくんだ」でジュニアの2人が手越くんに空気を送りこむ(ポンプを押すような)振りがあり、それに呼応するように手越くんは鼓動し、生気を得ています。
ジュニアの2人は「着せ替えお遊び人形」で服を着せたり、鎖を巻いたりするわけですが、彼らはあながち手越くんの「敵」という立ち位置ではないように思うのです。
その根拠についてはまた14Fでご説明します。



8F ユウヤの魂


「お前は誰なんだ?」


この瞬間にバックモニターの立方体に炎が現れる。
これこそ、お人形の手越くんに人間としての生命が宿った瞬間なんじゃないかなと思っています。

ところでバックモニターに頻繁に映る立方体。歌詞に呼応するように狭くなったり広くなったりします。
細胞は四角い形をしていて…という理科の授業を思い出したんですが、そのへんはまあ私の考えすぎでしょう。
どちらかというと、「檻」のイメージのほうが強いですね。
インビジブルダンジョン」でも四角いバックモニターにNEWSが囚われているように見えなくもないような演出でしたが、
アレに近いような印象。手越祐也を捕えている無機質な檻。そこに宿る炎。どうかな…。

またサビでバックモニターには点で出来た円が動く抽象的な映像ですが、あれも理科の教科書の有精卵とか無精卵とかの絵を思い出したんですけど、これも考えすぎですね多分。私の感性として一応書き残しておきます。
ちなみに、紫→赤→黒→青→黄緑→青に変化していました。色にどこまで意味があるかはわかりませんが…。



14F 鎖

ユウヤは汚された顔を綺麗にしようと拭うたびに、その身体に銀の鎖が巻き付いていく。
お前が自由になることは許さない、とばかりに。


この演出はじめてみたとき、衝撃で立ちすくんで動けなくなってしまった。
三者に浴びせられた汚い言葉や誤解を解こうとして、綺麗にしようとすればするほど鎖に縛られていく。
己の潔白を保とうとすればするほど、自由が奪われていく。

そんな。そんな…。

ここ最近の真偽不明なあれやこれやに対して、手越くんはそんな風に思ってたのかもしれない、と思ったら苦しくて仕方なかった。
というか、私自身が「まるで手越くんが見えない鎖に縛られているようだ」と、そう思っていたから、本人にそんな思いをしてほしくなかったというか、私が考えうる一番悲しい本人の感情を目の当たりにしたというか、悔しかった。


とはいえめっちゃ性癖なんですけど…鎖…大好き…

でもこの鎖めっちゃ疑問なんですよ。
演出上仕方ないって言われたらそれまでなんですけど、簡単に取れるように巻いてあるんですよね。
だからジュニア2人は手越くんの味方なんじゃないかなあと思うわけですよ。



2F 「ユウヤ」は何者になりえたのか?

かくして鎖を纏ったまま、さらに美しさを増したユウヤは意思を取り戻し人間らしく踊り出す。
さて、ユウヤは何者なのか?


この世=舞台で生きるからには役者になって演じなければならない。誰かの人形にならなければならない瞬間も往々にしてある。
だとしても、「操り人形」になってはいけない。自分を失ってはいけない。信念を見失ってはならない。
大切なものを奪うものには牙を剥いて立ち上がり、愛を守って構わない。

が、本編を通して私が得た印象です。

前回の未ログイン段階の記事(
人間になりたいDoLL「テゴシユウヤ」と、DoLLのような人間と-手越祐也ソロ曲解釈 - 魔法にかけられた
)で、こう例えを書かせてもらっていました。

心を持ったドール「テゴシユウヤ」が、アリーナに飾られた数多のドールの糸を引き千切り、ショーケースを叩き割る。
その身体中には人間にしか流れていないはずの血液が滲んでいて、血だらけの手でまた次の糸を掴む。

苦しいな。でも、流れているものは、あんなにも求めていた血液じゃないか。

操り糸を切ってもらったことで動き出したDoLLsに向かって傷だらけの彼は言うわけです。
「美しき生命を踊れ」と。

それでも、彼は人間になりたがった。
それでも、愛する人を人間にしたかった。
それでも、人間らしさを取り戻してほしかった。

鎖を纏った「ユウヤ」は最後、血の涙を自ら描いた。
あの赤黒い色が人間の血の色みたいで、ああ、人間に近づけたのかもしれない、と少しだけ思った。

人間だけが持っていて、人形が持っていないもの。
血液。

最後に、その異次元に美しい瞳から血液を流すのは、ずるいよ、と思った。最高すぎるよ。



1F メイクの話

ちょっと現実に戻ってメイクの話。
DoLLs手越くん、アイメイクは元来の瞳と肌の色に馴染むゴールド系ブラウンですっきり統一されていて、意志の強そうな瞳の演出に一役買っている。
なのに、なのにですよ。
唇がイエベ殺しの超ブルベ用の、パープルよりのドぎついローズカラーなんですよ。
例えるならそうだな、レブロンとかM・A・CとかNARSから出てそうな、超マットかつ激しい色。
血色が死んでんの。血が通ってない。

そんな唇にすら血色のないお人形が、最後に鮮血で涙を描くんですよ…なにそれ…

ところであの血は「お人形用の絵の具」なのか、「ユウヤの指先から溢れた血液」なのか。
私的には後者がいいですね。あくまでも、私的には。






ー諸君は助かった。
だが気をつけろ。不確定な情報とセンシティブな言葉の誘惑に取りつかれてはならんー





結構な茶番にお付き合いありがとうございました。
(ソロなので悩みましたが、お題をお借りしました。)

お気付きでしょうが、元ネタはタワーオブテラーです。
手越くんがタワテラのバックグラウンドストーリーを一通り知ってるの結構ツボです。さすが舞浜SSR
ファストパス取らないでマトモにスタンバイ並んでるような気がしてモンペは心配なんだけど。。





最後に手越くんへ

メイク落としシートどこのですか??ビオレ?専科?ソフティモ?ビフェスタ?回答待ってるよ!!!